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複数の指標が並ぶモニターでアカウントの状態を点検している様子

Google広告のアカウント診断を自分でやる手順と、プロが見る場所の違い

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Google広告アカウント診断

Google広告のアカウント診断を自分でやる手順と、プロが見る場所の違い

アドサプリ運営チーム2026.07.15
複数の指標が並ぶモニターでアカウントの状態を点検している様子

「うちのGoogle広告、ちゃんとできているんでしょうか」。これは、自分で運用している方からも、代理店に任せている方からも、同じくらいよく聞かれます。結論から言えば、基本的な健康診断は自分でもできます。ここではまず自分でやる手順を全部お見せして、そのうえで『プロが追加で見る場所』との違いを正直に書きます。

この記事の要点

  • 基本的な健康診断は自分でできる。必要なのは30分と5つのステップ
  • プロとの違いは、数字の裏にある「原因の構造」の読み取りと、直す順番の判断
  • 無料の自動診断ツールは「平均からの逸脱」しか見ない。自社にとって問題かは判断しない
  • 自己診断は定期健診、プロ診断は専門医の所見。組み合わせるのが最も効率的
自己診断5ステップのフロー

自分でできる、5ステップの自己診断

ステップ1:コンバージョンが生きているか

左メニューの「目標」からコンバージョンの一覧(概要)を開き、直近でちゃんと数字が入っているかを見ます。ステータスが『最近のコンバージョンなし』になっていたら要注意。計測が止まっていると、その上の判断すべてが砂上の楼閣になります。

ステップ2:検索語句レポートを1ヶ月分見る

実際にどんな言葉で広告が出ているかの一覧です。関係ない語、無料・求人・中古などの語が並んでいたら、除外キーワードの候補です。ここを見るだけで、多くの人が『えっ、こんな言葉で出てたの』と驚きます。

ステップ3:除外キーワードが設定されているか

そもそも除外キーワードのリストが空、というアカウントは珍しくありません。空なら、ステップ2で見つけた語を入れていくだけで改善余地があります。

ステップ4:予算の内訳(時間・地域・デバイス)

曜日別・地域別・デバイス別の数字を見て、成果につながっていないところに予算が偏っていないか。商圏外、深夜、特定デバイスで溶けていないかを確認します。

ステップ5:最適化案(おすすめ)を鵜呑みにしていないか

管理画面が出してくる『最適化スコア』と自動適用。これは便利ですが、すべてが自社にとって最適とは限りません。部分一致の追加や予算増額が自動で適用される設定になっていないか、ここは一度立ち止まって確認してほしい場所です。

では、プロは何を追加で見るのか

ここが本題です。自己診断は『チェックリストに沿って○×をつける』作業です。一方で現役の運用者がやるのは、数字の裏にある意図の読み取りです。

たとえば検索語句に無駄が多いとき、自己診断なら『除外しましょう』で終わります。運用者は『なぜこの無駄が生まれる構造になっているのか』を見ます。マッチタイプの設計なのか、キーワードの粒度なのか、構造そのものに原因があれば、除外をいくら足してもイタチごっこになる。そこを直さないと再発します。

もう一つは、優先順位です。アカウントの問題点を10個見つけるのは難しくありません。難しいのは、その中で『来月の数字に効くのはどれか』を当てることです。これは件数や予算規模、業種の事情を踏まえないと判断できず、チェックリストの○×では出てきません。

※ 自分のアカウントの場合はどうか気になる方へ ― 実際の診断レポートのサンプル(無料)を用意しています。

無料診断ツールとの違いも正直に

世の中には無料のアカウント診断サービスがいくつもあります。多くは自動スコアリングで、点数とおおまかな指摘を返してくれます。出発点としては有用です。ただ、自動診断は『平均からの逸脱』を見るのは得意でも、『あなたの商売にとって、その逸脱が問題かどうか』までは判断しません。BtoBで土日の配信が少ないのは正常ですが、自動診断は機械的に減点することがあります。

ノートパソコンで広告レポートを点検する様子

自己診断のあとに、必ず聞かれること

自己診断をやり終えた人から、ほぼ必ず出てくる質問があります。『問題は分かった。で、どれから手をつければいいの?』です。これが核心です。問題のリストを作るのは、慣れれば誰でもできます。難しいのは、限られた時間と予算の中で、最初の一手をどこに打つかを決めること。10個の問題のうち、来月の数字を動かすのはたいてい2〜3個で、残りは『直したほうがいいけど後回しでいい』ものです。この見極めを誤ると、些細な問題に時間を溶かして、肝心のところが手つかずになります。

たとえば、除外キーワードが空っぽで、かつコンバージョン計測も怪しい、というアカウントがあったとします。直感的には除外から手をつけたくなりますが、私なら先に計測を直します。計測が壊れたまま除外を進めても、『その除外が本当に正解だったか』を判断する数字が信用できないからです。土台が傾いているのに、上の階を片付けても意味がない。この順番の感覚は、経験から来るものです。

自己診断は『定期健診』、プロ診断は『専門医の所見』

整理すると、自己診断は毎月やる定期健診のようなもので、大きな異常を早く見つけるのに向いています。一方で、数値の裏にある原因の読み解きや、手をつける順番の判断は、多くのアカウントを見てきた専門医の所見にあたります。両方を組み合わせるのがいちばん効率がいい。普段は自分で健診し、引っかかったときや判断に迷ったときだけ、外の目を借りる。これが現実的な付き合い方だと思います。

診断を受けるとき、用意しておくとよいもの

もし誰かに診てもらうなら、事前にこれだけ用意しておくと、診断の精度がぐっと上がります。まず、Google広告アカウントの閲覧権限。次に、『何を成果と考えているか』(問い合わせなのか、資料請求なのか、購入なのか)。そして、1件あたりいくらまでなら払えるかの上限の感覚。最後に、ここ数ヶ月で何か大きな変更(LP刷新、価格改定、新商品)があったかどうか。これらが共有されているだけで、診断する側は『数字の意味』を正しく読めます。逆に、ここが曖昧だと、いくらアカウントを見ても的外れな指摘になりかねません。

よく『恥ずかしいアカウントなので見せたくない』という声を聞きますが、まったく気にする必要はありません。むしろ、ぐちゃぐちゃなアカウントほど改善余地が大きく、直したときのインパクトも大きい。きれいに整いすぎているアカウントのほうが、伸びしろを見つけるのは難しいくらいです。

診断というと身構える方もいますが、要は『健康診断を受けるかどうか』と同じです。受けたからといって、必ず手術が必要になるわけではありません。多くの場合、『おおむね健康。ただしこの2点だけ気をつけて』という所見で済みます。問題は、受けないと、その2点が分からないまま放置されること。広告アカウントも体と同じで、小さな異常のうちに見つければ手当ては軽く済みます。重くなってから気づくと、立て直しに時間もお金もかかる。だからこそ、定期的に診る価値があります。

この記事で紹介した5ステップは、特別な道具もお金も要りません。必要なのは、自分のアカウントを30分だけ落ち着いて見る時間です。今日この後、コーヒーを淹れて、まずはコンバージョンが生きているかと、検索語句の一覧を眺めてみてください。それだけで、『あ、ここ無駄かも』という気づきが一つや二つ、必ず出てきます。その気づきこそが、改善の出発点です。完璧な診断より、まず開いてみること。そこからすべてが始まります。

よくある質問

Q. 診断だけ受けて、運用は今のまま続けてもいいですか?

A. まったく問題ありません。診断は乗り換えや外注を前提としません。指摘された改善点を今の体制で反映するだけでも十分に元が取れます。

Q. アカウントを見せるのに事前準備は必要ですか?

A. 閲覧権限の付与だけで診断できます。加えて「何を成果と考えているか」「1件あたりいくらまで払えるか」の感覚を共有いただくと、診断の精度が上がります。

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この記事の執筆者:アドサプリ運営チーム
複数業種のGoogle広告アカウントを日々運用する現役の広告運用者。アドサプリ(運営:ライムクロス株式会社)は、その運用者があなたのアカウントを実際に開いて診断し、改善手順をレポートで届けるサービスです。

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