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title: 代理店のMCCが乗っ取られたら：自社の広告アカウントへの影響と備え
description: 代理店のMCCが乗っ取られると、自社の広告アカウントでもユーザー削除や支払い方法の差し替え、不正キャンペーンが起こり得ます。リンク解除の前に支払いを確認する理由、自社に管理者を残す平時の4項目、契約に書く通知期限を米国3事例とともに整理します。
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 アドサプリ運営チーム

2026年10月25日

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アカウントの安全代理店

# 代理店側が侵害されたとき自社の広告アカウントはどうなるか：MCC・パートナー経由の被害と、契約・権限で備えること

アドサプリ運営チーム2026.10.25最終更新 2026.10.26

![テーブルを挟んで握手する2人のビジネスパーソン](https://images.unsplash.com/photo-1758519288905-38b7b00c1023?w=1600&q=80)

代理店の管理アカウント（MCC、複数の広告アカウントを束ねるクライアントセンター）が乗っ取られると、被害は顧客の広告アカウントまで届きます。2026年1月5日に米国の広告代理店で起きた乗っ取りでは、従業員のメールからMCCが支配され、顧客のアカウントでユーザーの削除、支払い方法の差し替え、2つのアカウントでの約50万ドルずつの決済の試行まで起きました。決済を止めたのはカード会社の拒否で、復旧を早めたのは顧客のアカウントに顧客自身の管理者が残っていたことです。代理店が侵害されたときの備えは、自社に管理者を1人残す、支払いを自社のカードにする、計測タグとオーディエンスを自社アカウント側で持つ、契約に通知期限を書く、の4つに集約されます。

代理店の側で何が破られたのかを、発注者が知ることはほとんどできません。分かるのは、ある朝、自社のアカウントから自分の権限が消えている、あるいは見覚えのないキャンペーンが走っている、という結果だけです。米国では2025年8月から2026年1月の間に、そういう朝を迎えた代理店の顧客が3件の報道に出てきます。

この記事の要点

- 米国では2025年8月以降、代理店のMCC乗っ取りが3件以上報じられ、2社は顧客の損失を自社で肩代わりした
- 1つの広告アカウントの直接の親MCCは1つだけ。MCCの管理者はユーザー追加・支払い変更・キャンペーン操作まで届く
- リンク解除は、請求書払い・共有オーディエンス・クロスアカウントのコンバージョンタグに依存していると配信と計測を止めること
- 自社の管理者、自社カード、自社側の計測とオーディエンス、契約の通知期限。平時にしか整えられない4点

今の広告アカウントの設定を、外部の現役運用者が項目ごとに点検した診断の例をご覧いただけます。

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## 1. 米国で起きたこと：2025年8月から2026年1月までの3つの事例

2025年8月から10月にかけて代理店3社のGoogle広告とMerchant Centerが乗っ取られ、うち2社は損失を「数百万ドル」と証言して顧客の損失を肩代わりし、Googleの救済は部分的なクレジットにとどまったと、AdExchangerが2025年12月3日に報じました。

2025年12月には、自動車整備店向けのマーケティング会社Shop Marketing Prosが、2段階認証を設定していたにもかかわらず233のGoogle広告アカウントを束ねるMCCを8日間支配され、6桁ドル規模の不正請求が出たあと銀行のチャージバックで翌日に返金されたと、業界誌Ratchet+Wrenchが2026年5月7日に報じています。

2026年1月5日の事例は、Search Engine Landが4月14日に当事者の寄稿として掲載したものです。侵入者は代理店の名前で新しいMCCを作って顧客の大半を招待し、一部の顧客アカウントからユーザーを削除、別のアカウントでは支払い方法を変更し、新しいキャンペーンを作成、2つのアカウントでそれぞれ約50万ドルの決済を試みました。カード会社が決済を拒否しました。招待に応じた顧客はいません。この代理店も2段階認証と許可ドメインを設定していました。Googleは既存管理者の承認がない変更要求に応じず、復旧は「顧客側でMCCのリンクを解除し、アクセスを付け直してから支払い設定を戻す」順で進みました。

## 2. なぜ代理店経由で自社に届くのか：MCCとパートナーの構造

Google広告のアカウントは、MCCの下にぶら下がる階層になっています。1つの広告アカウントが直接つながる親のMCCは1つだけで、MCCの管理者は、所有権の設定次第で配下のアカウントに対してユーザーの追加、支払い方法の変更、キャンペーンの操作まで行えます。MCC経由の管理を許すとは、代理店の従業員1人のメールが破られたとき、その手が自社のアカウントまで届く構造を受け入れることでもあります。2026年に加わった複数者承認（Multi-party approval）は、独立したアカウントをMCCの配下にリンクする操作には設定に関係なく別の管理者の承認を求めますが、すでに親になっているMCCからのユーザー変更は、顧客アカウント側の管理者が4名以上でない限り承認の対象になりません。

Metaは形が違います。ビジネスポートフォリオでは、メールで招待する個人の「ユーザー」と、16桁のポートフォリオIDで他社に資産を共有する「パートナー」が分かれ、代理店は後者で入るのが標準です。資産の所有権は自社ポートフォリオに残ります。ただし、共有したページ・広告アカウント・ピクセルへの操作権を相手のポートフォリオの中で誰が持っているかは、自社からは見えません。メニューの名称は公式ヘルプで確認できておらず、「ビジネス設定のパートナー」という粒度にとどめます。

入口は代理店宛てのメールです。Search Engine Landが2025年11月ごろに報じた型は、Googleの「クライアントアクセスの招待」を模したメールからGoogle Sites上の偽ログイン画面へ誘導するもので、2026年春にはMediaPostが4月10日に、問い合わせフォーム経由で偽の大型案件を持ちかけて代理店に接触する型を報じています。

## 3. 代理店から連絡が来たら：リンク解除の前に支払いを見る

侵害の連絡が来たとき、まず浮かぶのはMCCとのリンク解除です。その前に支払い方法を見ます。乗っ取り全般の順番は「[乗っ取り直後24時間の復旧手順](https://www.adsuppli.com/blog/google-ads-account-hijack-first-24h)」に、広告費の申し立てとカード側の手順は「[身に覚えのない広告費の請求への対処](https://www.adsuppli.com/blog/ad-billing-fraud-unexpected-charges)」にまとめてあるので、ここではリンク解除の扱いだけを書きます。

Google広告では、管理者アイコンの「アクセスとセキュリティ」から「マネージャー」サブページを開き、該当するMCCの「アクセスを削除」でリンクを解除します。Metaはビジネス設定のパートナーから該当社を削除します。ここに順番の罠があります。月次の請求書払いで、支払い元がMCCになっているアカウントは、リンクを解除した瞬間に配信が止まります。先に支払い方法を自社のカードに切り替えてから解除します。もう1つ条件があり、アカウントに直接ひも付いたユーザーが最低1人いるか、管理権限を持つ別のMCCにもリンクされているか、どちらかを満たしていないと解除できません。代理店のMCC経由でしか誰もアクセスしていないアカウントは、この時点で詰まります。

副作用は他にも2つあります。MCCで設定したクロスアカウントのコンバージョン（CV、問い合わせや購入などの成果地点のこと）タグは、解除後のクリックを計測しなくなります。MCCで共有していたリマーケティングリストやオーディエンスは使えなくなり、それを使う広告グループは止まります。アカウント本体と履歴は残り、別のMCCへの再リンクもできます。つまり、解除で失うのは「代理店の側に置いていたもの」だけで、何を代理店側に置いているかを平時に知らない広告主ほど、解除の瞬間に失うものが大きくなります。

自社のアカウントがどの依存を抱えているかは、運用している本人ほど見えにくいものです。CVタグの階層やオーディエンスの共有元は、数年前に代理店が設定した履歴の中にあり、日々の運用画面には出てきません。「今日リンクを解除したら何が止まるか」という問いに即答できる広告主は、多くありません。

※ 代理店との接続を切ったとき何が止まるかを、切る前に知っておきたい方へ ― CVタグの階層・共有オーディエンス・ユーザー一覧は、閲覧のみの権限で外側から読めます。契約はそのままで構いません。[実際の診断レポートのサンプル（無料）](https://www.adsuppli.com/#sample)を用意しています。

## 4. 平時に確認する4項目と、契約に書く通知期限

連絡が来てからできることは限られます。備えの大半は平時の作業で、ユーザー一覧の見直しは「[退職者・前の代理店の権限を外す四半期の棚卸し](https://www.adsuppli.com/blog/ad-account-access-audit-routine)」と同じ流れで回せます。確認する場所は4つです。

| 項目 | 確認する場所 | 合格の形 |
| --- | --- | --- |
| ①自社に管理者がいるか | Google広告「アクセスとセキュリティ」のユーザー一覧。Metaはビジネス設定のユーザー | 自社ドメインの管理者（Metaはフルアクセス）が最低1人。代理店とは別のメールアドレス |
| ②誰が自社を管理しているか | 「アクセスとセキュリティ」の「マネージャー」。Metaはビジネス設定のパートナー | 管理元のMCC名と所有権の有無を把握している。知らないパートナー企業がない |
| ③支払いの名義 | 課金設定の支払い方法 | 自社のカードまたは自社宛ての請求。MCCの一括請求に依存していない |
| ④計測とオーディエンスの置き場所 | コンバージョンアクションの階層、オーディエンスマネージャー | 主要なCVタグとリストが自社アカウント側で作られている |

契約に書く項目は4つです。いずれも一般論としての整理です。侵害を認知してから何時間以内に、誰へ、どの経路で通知するか。顧客データを渡している場合の個人情報の報告ルート。MCC側のセキュリティ要件、つまり配下の全アカウントへの2段階認証と許可ドメインの強制を適用すること。不正に消化された広告費の負担と、解除時のCVタグ・オーディエンスの引き継ぎ。契約書全般の落とし穴は[代理店の契約書チェック](https://www.adsuppli.com/blog/agency-contract-checklist)に譲り、通知期限の根拠だけ補足します。

個人情報保護委員会は、個人データの漏えい等で報告対象になる4類型の1つに「不正の目的によるおそれ」があり、速報は発覚から3〜5日以内が目安、確報は30日以内、不正の目的によるおそれがある場合は60日以内とされています。委託先で漏えいした場合は原則として委託元・委託先の双方に報告義務があります。広告主が3〜5日で速報を出すなら、代理店からの第一報は24時間以内という逆算になります。乗っ取りだけでは個人データの漏えいに当たらないことも多く、顧客リストや拡張コンバージョン用のデータを代理店に渡しているかで該当性が変わります。ここは弁護士の確認を前提にしてください。

## 5. 誤解と注意点

「代理店が2段階認証を使っているから大丈夫」という理解は、2026年1月の事例でも2025年12月の事例でも破られています。広告主の側でできるのは、代理店の認証を信じることではなく、代理店が破られても自社の管理者と支払いと資産が残る形にしておくことです。

米国のサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁（CISA）とFBIが2026年9月23日に公表した文書は、重要インフラ向けで広告業界が対象ではありません。ただ、最小権限、監視された経路での遠隔アクセス、契約へのセキュリティ義務の明記、委託先が侵害されても業務を続けられるかの評価という原則は、代理店との関係にそのまま読み替えられます。

AdExchangerの「数百万ドル」は匿名の証言で、公式の数字はありません。不正に消化された広告費は媒体に申し立てができますが、返金は個別の判断で、米国でもチャージバックで戻った例とクレジット止まりの例があります。

## 6. 今日できる「いつでも切れる」準備と、切った後に残る依存

自社の管理者権限が1つあれば、表の4項目は代理店に聞かずに今日のうちに答えが出ます。名義と権限を自社で持つ原則は「[広告アカウントの名義と権限](https://www.adsuppli.com/blog/ad-account-ownership)」に、移管の実務は[引き継ぎ手順](https://www.adsuppli.com/blog/ad-account-handover)にあります。

4項目が揃ったあとにも、代理店との接続の中には依存が残ります。共有オーディエンスの数、MCC階層で動く自動ルール、代理店側で自社のアカウントに触れる人の範囲。こうした依存の全体像は、運用している本人と利害のない目で権限と変更履歴を読み直して初めて形になるもので、設定した当時の担当者が代理店を離れていれば、聞いても答えは返ってきません。「いつでも切れる」状態を作るのは自社の仕事です。今日からできます。切ったときに何が残り、何が止まるかを定期的に点検する体制は、設定した本人以外の目を前提にした別の層の仕事です。

※ 代理店との接続に残る依存と、権限・変更履歴の状態を定期的に外側から見ておきたい方へ ― 現役の運用者が月1回、読み取り専用の権限で確認します。代理店を替える必要はありません。[実際の診断レポートのサンプル（無料）](https://www.adsuppli.com/#sample)をご覧ください。

参考：公式ヘルプ

- [クライアントセンター（MCC）からアカウントのリンクを解除する（Google 広告ヘルプ・英語）](https://support.google.com/google-ads/answer/7456531?hl=en)
- [リンク解除がアカウントに与える影響について（Google 広告ヘルプ・英語）](https://support.google.com/google-ads/answer/7458428?hl=en)
- [クライアントセンターのセキュリティ要件（Google 広告ヘルプ・英語）](https://support.google.com/google-ads/answer/12865295?hl=en)

## よくある質問

### Q. 代理店のMCC経由でしか自社アカウントに入れません。何から手を付ければよいですか？

A. 自社ドメインのメールアドレスを管理者として追加してもらうことが最初で、これがないとリンク解除も支払い方法の変更も自社ではできません。依頼は「自社名義の管理者を1人追加してほしい」で足り、代理店の運用権限はそのまま残ります。追加されたら、課金設定の支払い元がMCCになっていないかを続けて見てください。

### Q. 代理店から侵害の連絡が来ました。すぐにリンクを解除すべきですか？

A. 支払い元がMCCの請求書払いになっていないか、共有オーディエンスやクロスアカウントのCVタグに頼った広告グループがないかを先に見て判断します。どちらも該当しなければ、解除しても配信は止まりません。該当するなら、自社カードへの切り替えが済むまでの数時間は、不審なユーザーの削除と自社管理者のパスワード更新を先に済ませます。

### Q. 代理店のMCCとのリンクを解除するとどうなりますか？

A. アカウント本体と履歴は手元に残り、別のMCCへ再リンクもできます。失うのは代理店の側に置いていたもので、MCCの請求書払いなら配信が、クロスアカウントのCVタグなら解除後の計測が、共有オーディエンスならそれを使う広告グループが止まります。

あわせて読みたい

- [広告代理店の契約書チェック：最低契約期間・解約条件・権利の落とし穴](https://www.adsuppli.com/blog/agency-contract-checklist)
- [広告アカウントの引き継ぎ手順：担当変更・移管で数値を落とさないために](https://www.adsuppli.com/blog/ad-account-handover)

この記事の執筆者：**アドサプリ運営チーム**（運営：ライムクロス株式会社）。現役の広告運用者が、月次の広告アカウント診断「[アドサプリ](https://www.adsuppli.com/)」を提供しています。

目次

1. [1. 米国で起きたこと：2025年8月から2026年1月までの3つの事例](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-s1)
2. [2. なぜ代理店経由で自社に届くのか：MCCとパートナーの構造](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-s2)
3. [3. 代理店から連絡が来たら：リンク解除の前に支払いを見る](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-s3)
4. [4. 平時に確認する4項目と、契約に書く通知期限](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-s4)
5. [5. 誤解と注意点](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-s5)
6. [6. 今日できる「いつでも切れる」準備と、切った後に残る依存](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-s6)
7. [よくある質問](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-s7)
8. [あわせて読みたい](https://www.adsuppli.com/blog/agency-breach-client-ad-accounts#asb-related)

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